山間部や海上では1km以上離れた場所からのオペレーションを行うことが数多くあります。
その際は、補助者により安全を常に確認すると同時に、パイロットは常に地形と被写体、障害物までの距離を計算しながら、最適なコースを滑らかに飛行させます。
また、風の強さや向きを常に計算し、距離、速度、電波の強さ、バッテリー残量なども同時に把握しながら、帰還までの時間を計算し、飛行させています。
被写体までの距離は、使用するレンズやカメラによって大きく変わります。
それらの特性、またカメラのチルト角、速度を計算することで、被写体まで安全に近づくことが可能です。
撮影ケースによっては、2km先の30ノット(約60km)で航行するボートの上にいるキャストの表情を撮ることもあります。このようなケースでは、海上という特性も理解しておく必要があります。
1kmほど離れた場所からのオペレーション・サンプル映像をご用意しました。
ロングカットの2カット構成で、滑らかな機体操作を行うことはもちろん、飛行の全てを即座に計算することで、飽きの無いロングを撮影することが可能となります。